2012.05.16 *Wed*

化学物質管理に関する実態調査・・・経済産業省

以前、“(社)産業環境管理協会”の記事でご紹介しました、経済産業省の外郭団体に(社)産業環境管理協会が、製品含有化学物質の情報伝達の実態に関する調査を実施していました。
この調査は2012年2月まで実施していたもので、様々な分野、規模の企業に、化学物質管理についてアンケートやインタビューにより実態を調査行っていました。

私もアンケートとインタビューに協力しましたんですね~。

この調査の結果が、経済産業省のホームページに掲載されました。
100ページの超大作です。

調査目的は、下記の通りです。
「本調査は我が国の産業界における、国内外の化学物質関連法令への対応状況並びに化学物質の自主管理状況等の実態を的確に把握するための調査を行い、化学物質管理施策の立案、実施のための基礎資料とする事を目的として実施した。」

せっかくこれだけの調査を行なったのですから、是非とも化学物質管理の施策に役立てていただきたいところですが、様々な業種にこういった調査を行うのことは、一般企業では難しいので、我々んいとっても貴重な情報と言えます。

川上、川中、川下といったサプライチェーン上の立場別、電気・電子機器、金属製品、化学工業などの業種別に、アンケート結果がまとめられているので、興味深いです。

とはいえ、100ページですので全然目を通せていません。
じっくり読んで、本ブログで記事にしたいと思います。

皆さんも、興味がありましたら下記のページからご覧下さい。

※関連資料・サイト
経済産業省 平成23年度環境対応技術開発等(製品含有化学物質の情報伝達の実態に関する調査)
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/reports/H23%20SC%20jittaityousa.pdf



2012.05.14 *Mon*

営業向け教育資料を営業にシカトされる

お客さんとの窓口と、化学物質管理業務を別の方が行っているという企業は少なくないのではないでしょうか。

私の勤め先はまさにこれです。
お客さんとの窓口を営業が行い、化学物質管理業務を我々品質保証部が行っています。

当然ながら、化学物質調査の依頼も営業が受けることになるのですが、化学物質管理に関する知識が足りず、回答遅延や情報提供相違が発生してしまうことがありました。それもかなりの数です。  

これまでは、営業の管理職レベルを対象に説明会を開いてきましたが、実際に窓口として問い合わせを受ける担当者まで浸透していないようです。営業からは、「担当者が理解しやすいような、簡単な資料はないか?」と、事あるごとに言われていました。  

このままではいけないということで、化学物質調査について説明した教育資料を作成することにしました。
この教育資料は、私が同部署の後輩に教育するような幅広い内容ではなく、お客さんの窓口として必要と思われる範囲に絞ったものです。例えば、関連用語の説明や“お客さんから依頼を受ける際、確認すべきこと”、“jgpファイルの開き方”といった業務に直結する内容です。 

この資料に書かれた内容さえ理解していれば、調査内容を適切に我々に伝え、滞りなく化学物質調査が行えるはずです。図や用語説明を入れたので、作成には非常に時間がかかってしまいましたが、これで窓口の知識を高めスムーズに調査が行えるのであれば、苦労した甲斐があったというものです。 

早速、営業に配布し、知識向上を図りました。  それから数日後、営業担当者から私に問い合わせがありました。

営業「お客さんから送られてきたファイルが開けません。」

確認してみると、jgpファイルでした。

私「説明資料を配布したでしょう。読んでないの?」
営業「え~っと、ありましたっけ?」
私「あったでしょうが!先輩たちに確認してみなさい。」
営業「すいません。確認してみます。」  

・・・数十分後  

営業「探してみたら資料見つかりました。」
私「そうだろ。ちゃんと読んでよ。最低限知っておくべきことが書いてあるんだから。」
営業「はい、早速読みます。すいませんでした。それと、先輩達に確認してみましたが、誰も読んでいませんでした。」  

きぃ~~~!
誰も読んでいないだと~!
よくもそんなことをぬけぬけと言えたな~!!
俺の時間を返せ~!!!  

受け取ってからすぐに読んで全て覚えてほしいとは思っていませんでしたが、必要な時に取り出して読めるよう、大まかな内容程度は把握しておいてほしかったところです。
これでは、これまでとほとんど変わりません。

教育は相手があってのものです。
教える側が押し付けても、教わる側に学ぶ姿勢が無ければ、身に付いていかないでしょう。 
今回の場合、資料の内容が重要であることを認識させることを優先すべきでした。
それでもダメな場合には、営業が知識持っていなくても化学物質調査業務がスムーズにいくようなシステム構築に方向転換をしなくてはなりません。

どちらにしても大変ですね~。

それと、正直なところ、今回の件は営業担当者の上司にもう少し頑張ってほしいところです。



2012.05.13 *Sun*

周期表

化学物質の質量を知る為には、その構成要素となる元素の質量を知る必要があります。しかし、前回“元素の質量
の記事で書いたように、その質量を計算するのはかなり大変です。

そこで、重宝するのが“周期表”です。
周期表は、元素を原子番号の順番に並べたものです。
この並べ方が非常に工夫されています。

元素の化学的性質は、最外殻にある電子の数によるところが大きいのですが、この最外殻の性質の似た元素が縦に並んでいます。
周期表
この周期表には、様々な情報が付け加えられて、とっても使いやすくなっているものが多数出回っていますが、その中でも特別に重要なのは原子量でしょう。元素ごとの質量が一目瞭然です。
上記の周期表では、有効数字4桁の原子量を記しています。

化学物質調査時に、対象となる化学物質の構成が分かれば、周期表に書かれている原子量から計算で質量を導き出すことができます。
川中の部品屋では周期表を使用する機会は少ないかもしれませんが、間接的に恩恵を受けているのでしょう。

※関連資料・サイト

日本化学会 国際会議/国際交流
http://www.chemistry.or.jp/international/



プロフィール

shiningstrix

Author:shiningstrix
部品屋に勤める会社員です。最近は、RoHS指令などの法令対応含めた化学物質管理や品質保証の業務を行っています。お客さんから化学物質調査の依頼が多くて、対応に追われています。自分の経験や学んだことを、本ブログに記録していきます。



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