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教育・訓練の理想と現実

QMSやEMSでは教育を計画的に行いますよね。

化学物質管理でも同様です。

製品含有化学物質管理ガイドでは、

「組織は,製品含有化学物質管理に必要な教育・訓練について,運営管理の項目ごとに内容を定めること。組織は,製品含有化学物質管理に関わる作業及び要員を特定し,必要な教育・訓練を実施し,記録すること。」

とされています。

JIS Z 7201でも語尾に「望ましい」を付けただけで、言っていることは同じです。

仕事ですから教育は当然のことですが、悩ましいのはその範囲です。

「製品含有化学物質管理に関わる作業及び要員」という一文があります。

これをどう捉えるか・・・。

大手企業では、化学物質管理の専門部隊だけでなく、営業や設計、購買、製造、商品管理など、幅広く教育しているようです。

一方、中小企業ではどうでしょう?

全くしていないという企業もかなりありますが、している企業でも、化学物質管理に直接関わる一部門だけで行われているのが現状です。

私の勤め先もそんなところです。

しかし、お客さんの要求を直接確認する営業、それを製品反映する設計、化学物質管理の対象となる材料や部品を調達する購買、調達物を使ってものを作る製造、完成品を在庫し出荷する商品管理など、化学物質管理は多くの部門、担当者で成り立っています。

やはり、大手企業さんの行う通り、幅広く教育・訓練すべきでしょう。

では、さっそく計画を立て全社的な教育・訓練を行おう!!と言って、実際できるかというとなかなかすんなりとはいきません。

なぜなら、中小企業の社員は、それぞれの仕事を実施するので精一杯。
ただでさえ優先順位が低いと思われている化学物質管理の教育・訓練に、貴重な時間を費やすことに抵抗があるのです。

化学物質管理の重要性を理解されていないので、教育・訓練が行えない。
教育・訓練を行えないから、化学物質管理の重要性が理解されない。

負のスパイラルに陥ってしまうわけです。

これは、サプライヤーにも言えることです。

どうにか負のスパイラルから抜け出せるよう、重要性を浸透させたいものです。
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閉塞感

どうも最近、化学物質調査に進展がなくなってきました。

情報収集を続けているので、手持ちの情報量はどんどん増えていますが、情報が得られる製品と得られない製品がはっきりしてきて、変化がありません。

昔は、理解を得ようと個別に説明して、少しずつ情報入手率も向上していましたが、今はほとんどそういうこともありません。

材料メーカーが情報提供しない、海外工場から入手できない、といった以前から解決が難しいとされていた問題が続いるのが現状です。

我々川中企業が取れる残された策は、情報が入手しやすい材料に変更するということと、生産を国内工場に変更するということです。

もちろん、材料は性能に影響しないことが前提ですし、いずれもコストアップが付いて回ります。

コストアップになっても、化学物質情報が提供できるのであれば、お客さんは購入してくれるでしょうか?

多分ダメでしょうね。

あとは国やJAMPなどの組織に頑張ってもらうしかないですかね。

どうか、中小部品屋をお助けください。

とりあえず、我々は目の前にあるお客さんの要求に対応できるよう、頑張りますか!

川下大手企業は営業でかっ!

ある大手企業さんから化学物質調査の依頼がありました。

これまで調査したことのない対象物質だったので、サプライヤーに調査をかけなければなりません。

ただ、救いだったのは、その大手企業さんに納めている製品が3つのみだったということです。

3製品の製造を委託しているそれぞれのサプライヤーに調査をかけて、回答を待つことにしました。


数日後、別のお客さんから全く同じ調査依頼を受けました。

回答書式こそ違う(このお客さん独自書式)ものの、対象物質が同じです。

対象製品は数製品。

そして次の日に、別のお客さんからまた同じ物質の調査を受けました。
このお客さんの書式は、初めの大手企業さんの同じものでした。

その後、様々なお客さんから同じ物質に関する調査依頼が殺到しました。

どうやら川下の大手企業さんからすべての部品について調査依頼が行われているようです。

中には100製品くらいの調査依頼もあり、合計で数百点になりました。

お客さんによって、情報を入手しやすいように書式を簡略化されていましたが、結局同じ調査です。

実は、ほとんどの製品が最終的にどの川下企業さんに納入されているのかは、把握できていません。

いや~、あの大手企業さんへ間接的にこんなにたくさん納められていることを、今回の件で知りました。

川上のお客さんがグループ会社をたくさんもつような大きな規模であればあるので、一つ管理する化学物質を増やすだけで大変な影響を受けます。

川中企業は苦しいですね。

調査終わるかな~?

プロフィール

shiningstrix

Author:shiningstrix
部品屋に勤める会社員です。最近は、RoHS指令などの法令対応含めた化学物質管理や品質保証の業務を行っています。お客さんから化学物質調査の依頼が多くて、対応に追われています。自分の経験や学んだことを、本ブログに記録していきます。

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